ようこそ!八友会のアルバムへ

福 寿 草

   立春を数日後の控え、庭の草花が春めいてきた当横浜です。
   鉢植えのものですが、春一番の花「福寿草」の写真を添付しますので、ご覧いただければ
   幸甚です。福寿草の花は、太陽が照りつけるとパラボラアンテナのように金色の花びらを
   開きます。そして日が陰ると花びらを閉じます。太陽が照って花びらが開いているときは、
   花芯部の温度は外気温より10℃も高いと言われております。
   ちなみに我家の福寿草で計ってみたところ、外気温13℃に対し花芯付近は17℃でした。
   側定時、ややうす曇りの状態だったので、10℃差というのは間違いないようですね。写真の
   ように、花にはアブの類らしい昆虫がやって来ています。この花にはミツはないといわれて
   いるので、おそらく花粉をおやつに日向ぼっこにやってきたものと思います。
   小生が時々通う丹沢の森の早春の花は「ダンコウバイ」「アブラチャン」「クロモジ」です。
   いずれも黄色の花を咲かせます。自然観察会などで「早春に咲く花はどうして黄色が多いの?」
   と質問されることがままあります。「昆虫は黄色が大好なのです。早春に咲く花は数少ない
   昆虫にやってきてもらうために、黄色の花びらをつけるのではないでしょうか」と私見を答えます。
   害虫の発生予察に使う黄色水盤からの発想です。本当の答えは何でしょうかね。
   ご存知の方は教えてください。

-
2009年1月31日  文・撮 影 宮本 聰


-No1. -

-No2. -

トップページへ