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ほ う ず き

   我が庭の「ほおずき」の写真とささやかな蘊蓄を傾けたいと思います。
   写真1は袋(さく果)が色づいた「ほおずき」、2,3は袋が朽ちて骨格(葉脈)
   のみが残り、中にみのった実(液果)が見える写真です。
   (ただし、1と2,3は同じ被写体ではありません)
  「ほおずき」の袋は花の咲いた後、花の基部にあるガクが伸びて実を包んだものですが
   果実を病害虫から守る為に進化した知恵だと思います。そして秋、赤く実ったら袋の
   壁を落とし、美味しそうな果実を見せびらかし、鳥に食べてもらって種子散布して
   子孫繁栄をはかっているのではないでしょうか。
  「ほおずき」はかなり古い時代に渡来したようで、日本書紀や古事記などにも載ってい
   るそうです。皆さんも子供のころ、果実の中の種を抜き取り、袋を口に含んで鳴らし
   た思い出があるのではないでしょうか。
   それにしても、袋に我々人間の血管のごとく、葉脈が張りめぐらされているのに驚き、
   また、その葉脈の美しさと知恵にロマンさえ感じます。

(横浜から)
2011年10月26日  撮 影:文 宮 本  聰


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