私の正月は2、3日は一杯やりながらTVの箱根駅伝で手に汗を握り、4日には
その年の自分の体力を占うという意味もあって、金時山に登って富士の霊峰を
仰ぐというのが何年か続いています。(昨年は4日は曇るという予報で3日にラジオ
をポケットに入れて、箱根駅伝を聞きながらと云うことになりましたが・・・)
金時山に行くには、我が家の近くの国道246号線を真しぐらに西へ進み山北町で足柄
道にはいり、カーナビが神奈川県、静岡県と何回か繰り返すのを聞きながら、足柄峠
に向かいます。足柄峠から金時山の登山道(4〜5Km)に入るのですが、幸いにして、
登山口から1km程のところにある広場に駐車できるので大助かりです。
正月は普段渋滞の246号が空いているので、いつも2時間余りで到着します。猪の
鼻砦跡を経て金時山へは標高差約500mの登山となるのですが、道は火山岩の間を
歩く急登の道で、何本かのスチール梯子とロープがめぐらされた道をストックと手を
使いながら登ります。1時間余りで頂上に到着出来ます。
今年の登山道は前夜小雪が舞ったようで、うっすらと雪化粧の凍土でした。
上りは必要なかったのですが下りはアイゼンを履きました。伊豆半島のフロントに
ある金時山は約40〜20万年前に噴火した箱根火山の古期外輪山といわれ、箱根町
からの登山道もあります。直下に箱根駅伝の熱戦を全く感じさせない静かな箱根町の
全貌や今も噴火の名残を残す大涌谷の噴煙を望むことが出来ます。