TVニュースによると、関東は今日、梅雨入りしたとのことです。庭や畑の植物
たちにとっては恵みの雨と云うところでしょう。
このところ、オオマツヨイグサが咲き始めたので、一足先に咲いている“ツキミ
ソウ”“ヒルザキツキミソウ”を加え、アカバナ科3種を6月の花として紹介します。
本家”ツキミソウ”は南米原産で江戸末期(嘉永年間)に渡来したと云われます。
薄暮のころから真っ白な4弁花をひろげ、とても幻想的です。
夜が明けるとピンク色になってしぼんでしまいます。
繁殖力は余り強くないと云う事ですが、私の家庭菜園では、出来るだけ引き抜かぬ
ようにしてるせいか畝間などに随分はびこっています。
“オオマツヨイグサ”は北米原産でヨーロッパで園芸種として改良され、日本に渡来
して野生化したと云われています。「月見草」としてはこの方が有名で、太宰治の
「富士には月見草がよく似合う」、抒情歌「♪宵待草」はマツヨイグサをあてている
ようです。この花はうす暗くなってから咲き始め、陽が昇ってから暫くしてしぼみます。
冬場はパラボナアンテナのように葉を広げ(ロゼットと云う)、弱い太陽の光を精一杯
利用して大根のような根に養分を蓄えます。繁殖力旺盛で、方々に種子散布します。
“ヒルザキツキミソウ”は北米原産で、園芸植物として持ち込まれたようです。
名のごとく日中咲いています。繁殖力が強く、私にとっては、引き抜いても引き抜いて
も絶やすことが難しい難防除雑草です。“オオマツヨイグサ”は30年ほど前、内堀巌
さんからもらったもので、多分、浅間高原に自生していたものと思われます。
“ツキミソウ”は森倫平さんから戴いたように思いますが定かではありません。
撮 影 2014年6月6日
宮 本 聰
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-No1.ツキミソウ
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-No2.オオマツヨイグサ
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-No3.ヒルザキツキミソウ
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