「喉もと過ぎれば何とやら・・」猛暑酷暑の夏をすっかり忘れて、秋の陽気の連日になりました。
皆様は如何お過ごしでしょうか。「萩の花 尾花(ススキのこと)葛花 瞿麦(撫子)の花 女郎花
また藤袴 朝貌(あさがを=桔梗)の花)」この句は万葉集で秋の七草を詠んだ山上憶良の有名な句です。
今月の花は庭に咲くこのうちの3種を紹介します。
ミヤギノハギは庭に良く植えられている萩です。我が家の萩は毎年、塀を乗り越えて道路まで垂れ下がって
咲いています。名の由来は現在の仙台市で見つけられたので、宮城野萩と名付けられたという説もあります。
ミヤギノハギの変種と言われる白花の萩の写真も添付します。いずれもかなり昔、当会の三田哲男さんから
苗を戴いたと思います。オミナエシ(女郎花)は昔は山野に良く見られたようですが、現在は殆んど見かけ
なくなりました。我が家のものは種を買ってきて発芽させたものです。女郎花に対しオトコエシ(男郎花)」
は現在でも山野に良く見かけます。女郎花は黄色、男郎花は白色で、これは粟ご飯と白米ご飯を指し、女は
粟飯、男は米飯という男尊女卑から来ているとも言われます。女尊を掲げる安倍総理はびっくりでしょう。
フジバカマはもともと中国から香草として入ってきたそうです。葉や花を乾燥させると非常に良い、桜餅の
ような香りがします。昔、上流階級の人や武士はこれを懐にしのばせていたとも言われます。
我が家のルーツは三越の屋上で苗を買ったような気がします。
2014年9月23日
撮 影・解 説 :宮 本 聰
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-No1.オミナイシ
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-No2.フジバカマ
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-No3.ミヤギノハギ
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-No3.白 萩
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