ようこそ!八友会のアルバムへ

オ ダ マ キ  (苧 環)

    今日の当地横浜は春雨で、畑の作物や庭の草花には恵みの雨です。
    先日は山形支部の岸さんから、春爛漫の舞鶴山の人間将棋の模様を素晴らしい写真と
    共に配信いただき有難うございました。続今月の花として「オダマキ(苧環)」を紹介します。
    オダマキと云ってもこれは一般名で、正確には「ヤマオダマキ」「ミヤマオダマキ」などの
    名称になります。私の庭には現在、数十株のオダマキが咲いています。ルーツは昭和
    62年だったか、長野に赴任中住んでいた長電桐原駅近くの畑の畔に咲いていた「ヤマオ
    ダマキ」と十数年前、当時この3種類が自然に交配して種子散布し、色とりどりの色彩の
    花弁や花形をして咲いてくれます。写真は「ミヤマオダマキ」「白花ミヤマオダマキ」
    それに「ヤマオダマキ」が交配して、どちらかの遺伝子が強く出た例を掲載しました
   (強く出た方を〇印)ヤマオダマキは草丈50cmくらいで八ヶ岳の麓で良く見かけました。
    「ミヤマオダマキ」は漢字で「深山苧環」と書き字のごとく、高山に生える草丈<20cm
    程度の美しい濃紺色の花です。
    オダマキの名称の由来は花びらの反対側にある5本の突起「きょ」を糸巻器に似たてて
    付けたようですが、私は花の優雅さから義経の愛妾「静御前」の舞に見立てて付け<たと
    云った方がロマンがあって良いのではと勝手に思っています。義経と別れた静御前は
    吉野山で捕われの身となり、鎌倉に連行、八幡宮で舞を強要され、頼朝や政子の前で
    「しずやしずしずのおだまきくりかえしむかしをいまになすもよしがな」と義経を恋う
    る舞を舞ったという。

撮 影 2014年 4月30日
宮 本 聰


-No1. 〇ヤマ×ミヤマ

-No2. ミヤマオダマキ

-No3. ヤマ〇×ミヤマ

-No4. 白花ミヤマオダマキ

トップページへ