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ウツボグサ(靭 草)
全国的に30度を超す猛暑日が続いていますが如何お過ごしでしょうか。6月になってしまいましたが、
今月の花(5月)として「ウツボグサ」を紹介します。ウツボグサ(空穂草、靫草)はシソ科の多年草
で、以前は日本各地の日当たりのよい原野や山道沿いにみられたようですが、最近はあまりお目に
かかることが無くなった草花の一つです。「ウツボグサ」は枯れた花殻が武具の弓矢の矢を収納する
うつぼ(空穂)に似ていることからその名が由来するようです。我が家のウツボグサは12,3年前
南アルプスの仙丈岳に登った際、高さ約2800mにある山小屋付近で採種したものです。実は高山
ですからてっきり「ヨツバシオガマ」と思って播種したところ、発芽してきたのはウツボグサでした。
高山にもウツボグサがあるとは知りませんでした。
これには後日談があり、当時の農水協の関口さんからいただいた「丹沢ジョウロウホトトギス」の種子
と交換して、この「ヨツバシオガマ」の種子を差上げたのですが、この「丹沢ジョウロウホトトギス」
を発芽させてみると、丹沢で普通に見られるホトトギスでした。確かに丹沢のホトトギスはジョウロウ
ホトトギスと似た草形をして生えているのです。お互い間違った種をやり取りして後で大笑いしました。
撮 影 2014年 6月2日
宮 本 聰
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-No1.ウツボグサ
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