毎年この時期氷川神社境内で、紫陽花祭りが開かれる。小雨の降る中尋ねてみた。 沢山の種類の紫陽花が見事に咲いており、花の説明もあったのでここに紹介します。 紫 陽 花 (アジサイ) アジサイ(アジサイ科アジサイ属)は「集真藍(あずさあい)から転じたもので、青い 花が集まって咲く様子を表している。 平安時代の「源 願」が唐の詩人「白楽天」の詩を基にアジサイを「紫陽花」と記した ことに因り、以降「紫陽花」となった。中国では、アジサイを「綉球花」と書く。 紫陽花はさいたま市西区の花となっており今日初めて知った。 2015年6月18日 撮 影:東 川 -No1. 西区の氷川神社 -No2. 代表的な紫陽花 -No3.アメリカアジサイ 北米原産で天然の優秀個体から増殖された珍種が「アナベル」で、その赤花種が「ビンク アナベル」である。冬季深く切り戻しておくと、春新梢が伸びて花芽が出来る。剪定に高低 差を付けることで、新芽の出る高さを調整し、花の咲く高さを変化させる。日影でも日向でも 良く咲いてくれるので花壇に植えるのに適している。強健で何処で剪定してもよく栽培は容易。 -No4. ガクアジサイ 房総半島から三浦半島、伊豆半島、伊豆諸島の海岸に自生する日本固有のアジサイ。ガク アジサイは「ハマアジサイ」との呼ばれ海岸近くに自生し、ヤマアジサイに比べ葉が大きく厚い。 花序の径は10〜20cmでヤマアジサイより大きく、装飾花のガク片の径も3〜4cmある。 -No5. カシワバアジサイ 北アメリカ原産で日本に自生するノリウツギに似ており、庭木として古くから植えられている。 円錐花序で、白い装飾花が固まって咲く。豪華で「ミナズキ」(ノリウツギ)に似ているが ガクは円形で4個。耐寒性もあり、秋の真っ赤な紅葉も美しい。 -No6.エゾアジサイ ヤマアジサイの変種。北海道から本州の日本海側に分布し特に長野や関東北部、新潟から 北海道に多い。寒さには強いが乾燥に弱く積雪地帯以外での栽培は難しい。斜面雑木林 の道路沿いに多く栽培されている。 -No7.ヤハズアジサイ 深山の林縁や斜面に生える大変珍しいアジサイ、紀伊半島、四国、九州に自生する。 装飾花は白色でガク片は広卵形、両性花も白色である。自生地より北では大き ならないと花は咲かず、咲くまで10年近くかかると云われている。 -No8. -No9.
2015年6月18日 撮 影:東 川