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宮本 聰さんの今月の花とトッピクス

10 月 号
 

    夏の酷暑と冬の寒さが交互にやってくるような異常気象が続いており、我が家の
    居間には夏場の扇風機と暖房用の温風機が並んでいる有様です。
    皆様におかれましては如何お過ごしでしょうか。
    「今月(10月)の花」としてホトトギスを紹介します。

            【ホトトギス(杜鵑草)ユリ科、多年草】
    ホトトギスと言う名称は、花びらの細かな斑点を鳥の“ホトトギス”の羽根の
    斑紋に見立てて名付けられたとのことです。
    わが庭ではこの時期、タイワンホトトギス、ヤマジノホトトギス、ホトトギス
    白花ホトトギス、ジョウロウホトトギスの花を楽しんでいます。
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【タイワンホトトギス(台湾杜鵑)】
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    台湾の山地の原産と言われています。強健で良く増殖し、栽培しやすい草花です。
    茎の上部の葉のつけ根から枝分かれた花茎をつけ、にぎやかに咲きます。
    わが家のこの花のルーツは四十数年前、鎌倉の恩師宅から分けて頂いたものです。
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【ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑)】
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    北海道を除く日本各地の山の臨床に自生しているようです。花の特徴は雄しべ
    の入った柱頭が長く、花びらは水平に開きます。他のホトトギスに比べてやや
    早咲きです。20年ほど前、群馬県と新潟県の県境の三国峠近くの山を散策した
    折幼苗をいただいて庭で育てたところ、これがヤマジノホトトギスだったのです。
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【ホトトギス(杜鵑)】
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    丹沢山中の傾斜地に垂れ下がって生育しているのを見かけます。葉の付け根に花を
    つけなかなか見栄えがします。
    写真(鉢入りのホトトギス)は二十数年前、「タンザワジョウロウホトトギス」
    ということでいただいたものですが、実際には丹沢で見かける普通のホトトギス
    だったのです。
    花びらの斑点は不斉一ですが、なかなか品のある美しい花が咲きます。
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【ジョウロウホトトギス(上臈杜鵑)】(注:写真はNetより)
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    九州、四国に自生するジョウロウホトトギス、和歌山県に自生するキイジョウロウ
    ホトトギスがあるようです。
    花茎は垂れ下がり、茎の先端や葉の付け根に黄色で半開きの花をつけます。
    ルーツは現役時代、関東支部の尾上茂男さんを通して入手したものがあります。
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【白花ホトトギス】
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    ホトトギスの変異種で、花びらに特有の斑点もありません。二十数年前のことですが
    箱根の外輪山の一つ、“明星が岳”に登った折、乗用車を山のふもと近くの駐車場に
    置いたのですが、この駐車場は園芸店の専用駐車場だったようで、下山してみると車
    が動けないようにしてありました。店主に平謝りすると同時に、ご機嫌の取り直しに
    買ったのが、この白花ホトトギスだったのです。
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