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宮本 聰さんの今月の花とトッピクス

11 月 号
 

  先日までの猛暑もすっかり忘れて、寒さが身にしみるこの頃ですが、皆さんいかがお過ごし
  でしょうか。庭の草花も山茶花やヒイラギなど晩秋から初冬の花も咲き始めました。
  今月の花(11月)として、「皇帝ダリア」と「ネリネ」を紹介します。
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【コウテイダリア(皇帝ダリア)】キク科 多年性 別名:木立ダリア
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  メキシコ南部から中南米の中高地に自生する草本植物です。高さが3〜5mにもなり、
  頂芽の部分に花径10p程の見事な花をつけます。“正にダリアの王様”です。青空の
  下で花を見上げると、青空にくっきり浮かんで誠に見事です。
  写真をご覧ください。花を支える茎(写真)は竹のように空洞で、節があります。
  皇帝ダリアは花後、種子は実りません。どのように増やすかというと、12月頃この節を
  二つ残して切断し、地中に埋めれば、翌年には節の部分から発芽して、このような大型
  に成長し花芽をつけるのです。いとも簡単に増やすことができます。
  皇帝ダリアは短日性植物(日照時間が短くならないと花芽を付けない)で、我が家の
  開花日(16年間)を調べてみると、すべて11月7日〜14日の間に入り、その多くは
  11月6日〜11日の間です。11月7日が最も多く、今年は11月8日でした。開花日が
  こんなに明瞭な野生植物は他に知りません。街灯が近くにあっても花をつけないのです。
  わが家の皇帝ダリアのルーツは、2005年の秋、神奈川県森林インストラクター仲間で
  山北町の清水さん(当時、山北町副町長)から頂いた茎から育てたものです。
 
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【皇帝ダリアの花を支える茎は竹のように空洞で節があります】
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【ネリネ】ヒガンバナ科 別名:ダイヤモンドリリー(英名)
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  南アフリカ原産の球根植物です。太陽の光を浴びると花がキラキラ輝くということで
  英名はダイヤモンドリリーと名付けられたとのことです。
  ヨーロッパで品種改良され、日本には大正時代に渡来したと言われます。写真をご覧
  ください。わが家のネリネのルーツは20年以上前になると思いますが、故森倫平さん
  から頂いたものです。森さんは東大の故高橋信孝名誉教授からもらったと言って居ら
  れました。水はけの良い場所を好み、この晩秋から初冬にかけて花が咲きます。
  わが庭ではよく増殖してくれるので、家庭菜園のある道路端にも植えていて、散歩者
  に人気があるようです。生前の森さんは庭にいろいろな花を栽培して居られ、特に菊
  の種類は多かったように憶えています。
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