2月25日に春一番が吹いて、東京の桜の花の開花宣言が一昨日(20日)あったところ
ですが、今日の天気はまた冬日に逆戻りになっております。いわゆる三寒四温という
ところでしょうか。「3月の花」として【シュンラン】と【ミスミソウ】を紹介します。
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【シュンラン(春蘭)】ラン科 多年草 別名:じじばば
日本全国の低山や丘陵で見られる野生蘭で、落葉樹下の半日陰で水はけのよい
腐葉土の傾斜地を好んで自生ししています。別名の「じじばば」は花の花弁を取去
った姿を腰の曲がった爺さん婆さんに例えたということですが、今の爺さん婆さん
には想像できませんね。
私が現在地に移り住んだ頃(昭和48年)現在の横浜市都筑区は東急電鉄沿線開発地
を除き、横浜市による大規模な「港北ニュータウン開発事業」で該当地域の農家など
居住者住宅はすべて市が指定した新しい居住地へ集団移転となりました。
(この時点では港北区、後分区して都筑区となった)元来の姿に帰った武蔵丘陵の山野
には、地エビネ、春蘭、キンラン、ギンランなどの野生蘭が方々で見られたものですが
現在ではこれらの蘭類は全く見られなくなりました。
ところが、つい先日、近くにある「横浜国際ブール」に付属した遊歩道「林浴の道」を
散歩していて、落葉樹林の傾斜地の木陰に花が咲いている自生の春蘭を発見し、写真を
撮ったので、小宅の庭の春蘭に替えて添付しました。 .
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【ミスミソウ(三角草)】キンポウゲ科 多年草 別名:ユキワリソウ
東北から九州までの低山や丘陵地の落葉樹林下に自生しています。三つに裂けた葉の
先端が尖っているものが、本来のミスミソウなのですが、写真の所有品は先端が尖っ
ていないのでスハマ(洲浜)型のミスミソウというのが正しいようです。
花の色は赤、ピンク、青、紫など、多様にあります。別名の「ユキワリソウ」は雪解
けに花が咲くという意味に基づくようです。新潟県に多いと聞いたことがあるので
雪解けの中にけなげなに咲くユキワリソウの花を想像してみてください。 .
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