新型コロナウイルスの規制がある程度緩和され、また、感染者が増えているこの頃
ですが「友の会」の各位におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?
5月も半ばになり、我が庭では春に花は一段落し、サツキなど初夏の花がぼつぼつ咲き
始めたところです。「今月の花だより」として「ツタンカーメンのえんどう豆」をご
紹介いたします。
この種子は、2003年だったと思いますが、関口さん(元農水協会長)から頂いたもので
当時インターネットで調べると
「ツタンカーメンのえんどう豆」のルーツは、今から約
3300年前の古代エジプト大王、ツタンカーメンの墳墓から「黄金のマスク」などと共に
副葬品の中から発見され、アメリカでその発芽に成功し、その後日本に渡来したとのこと
でした。頂いたえんどう豆を栽培してみたところ、花は絹さやえんどうより多少大型で、
美しく、果実の莢は紫色をしていて、とても珍しい豆でした。
このことを関口さんに報告すると「食べてみた?」ということだったので、翌年も栽培
して、莢の中の豆を「豆ごはん」にして食べたところ、とても美味だったのです。爾来
スナックえんどう、絹さやえんどうと共に、食用として栽培しています。
ところが、最近のインターネットも見ると、ツタンカーメンのえんどう豆が「副葬品の
中から発見されたこと、まして発芽したこと」に否定的な記事が載っています。
真偽はともかく、花はきれいだし、豆は「豆ごはん」にすると美味な上に、莢を載せて
ご飯を炊と、あずき色の赤飯になる珍しい豆であることには間違いありません。
「ツタンカーメンのえんどう豆」は寒さに強く、生育旺盛で、20年前のタネでも普通に
発芽し原種に近いことは間違いないと自己判断している次第です。
ツタンカーメンのエンドウ豆の「花」、その莢と切開した豆の写真を添付しますので
ご覧ください。 以上
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【ツタンカーメンのエンドウ豆の花】
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【ツタンカーメンのエンドウ豆の実】
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