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浅野勝司さんの今月の蝶とトッピクス

10 月 号

温暖化で北上する蝶

   地球の温暖化が問題になっていますが、関東地方では今まで見られなかった南方系
   の蝶が北上し、近年普通に見られるようになっています。その中からナガサキアゲハ
   とツマグロヒョウモンを紹介します。

  ナガサキアゲハ
  名前が示すとおりかっては九州地方に生息していましたが、次第に北上し、1985年
  頃から近畿地方、2000年頃からは関東地方にも見られるようになりました。
  大型のアゲハチョウで幼虫は住宅地の庭に植えられているカンキツ類を食草にして
  いますので、私の住む鎌倉市でも普通に見られるようになっています。
    

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【ナガサキアゲハ 雄】
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  ツマグロヒョウモン
  従来は本州西南部、四国、九州に生息していましたが次第に北進し、2000年には関東
  地方でも普通に見られるようになりました。
  幼虫の食草はスミレ類で、家庭の庭に植えられるパンジーやビオラも好んで食します。
  苗木栽培農家ではその被害に困っているそうです。成虫はモンシロチョウよりやや
  大きい、ヒョウ柄の美しい蝶ですが、雄と雌では斑紋が大きく異なっています。
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【ツマグロヒョウモン 雌】
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【ツマグロヒョウモン 雄】
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