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ゴールデンバットと煙草盆

  田舎屋の部屋片隅にそっと置かれた珍物。煙草のゴールデンバットは
  1906年(明治39年)に発売され、2022年11月銘柄廃止になるまで
  根強い愛用者により、百十余年のロングセラーとなった煙草です。
  煙草盆は、現在お目にかかることは少なくなりましたが、、若かりし
  頃には、どこの家にもあり、おじさんたちが煙管(キセル)にキザミ煙草
  を丸め込み、小火鉢の置火にかざして火をつけ、うまそうに吸っていた
  光景を思い出します。
  野良仕事には、携帯用の煙草入れ(下段の写真)を腰に差し持ち歩いて
  いました。休憩時煙草を吸い続ける時は、左手の親指・人差し指・中指
  でキザミ煙草を丸め持ち、吸いかけの煙草の火を左手の平にポンと落
  とし、火玉を転がしながら丸め持つキザミを煙管につめ、火玉を煙管に
  移し吸い続けていました。これが出来なければ一人前でないと言われ、
  盛んに練習したものです。    

2024年6月20日 撮影:文 東 川

  

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