サボテンのような葉をした多肉植物に通称?「カネノナルキ」という植物が
あります。名前が何とも「ゲン」が良い植物なので、町内を散歩していても
玄関さきに鉢植えしておいてあるのを時折見かけます。
ちょうど今頃(2月下旬)が開花の真っ盛りです。
写真をご覧ください。我が家の玄関先に置いている「カネノナルキ」です。
直径1p程の星形をした5弁の可愛らしい花がたわわに咲いています(写真1)。
茎には竹のような節があります(写真2)。私見ですが、この節は樹木の
年輪に当たるようで、一年に一節増えるのではないかと推察しています。
東川さんから依頼されている「友の会」に投稿する植物としてもよい題材と
ばかりに、数種の植物図鑑をめくってみたのですが「カネノナルキ」という
のはどの図鑑にも全く見つかりません。小生の持っている数種類の植物図鑑
をくまなく調べてみたのですが、2710種類の植物名が掲載されている
「牧野図鑑」にですら、まったく載っていないのです。
ところがパソコンのグーグルで調べると、ちゃんと出ていました。
「カネノナルキ」:南アフリカ原産、ベンケイソウ科、肉厚の丸い葉っぱを
小判に見立てて名づけられたとあります。
花言葉は「一獲千銀」「富」「幸運を招く」など、新築祝いなどに縁起物と
して贈られるとあります。
わが鉢植えの入手ルーツは、二十数年前、JR御殿場線・松田駅前に立ち飲み
できる酒店(ご存じの方はあると思うが、昔の川崎工場の近くにあった
“たまつか(玉塚商店?)”のような店があり、森林インストラクター活動
の帰りに仲間と立ち寄った際、鉢植えされていた「カネノナルキ」の葉を
ひとかけら頂いて持ち帰り、育てたものです。ただし、残念ながら花言葉
に該当するような金運はいまだ訪れていません。
なお、前掲の“たまつか(玉塚商店?)”には(川崎)工場でDDTやBHC
粉剤の製造で粉まみれになって働いた方たちが、工場の風呂を浴びて
帰宅途中に立ち寄り歓談されているのをよく見かけたものでした。
いにしえ(昔)の懐かしい思い出の一コマです。
2024年2月27日 撮影:文 宮 本 聰
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1.jpg) .
カネノナルキの花 .
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2.jpg) .
カネノナルキの幹 .
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