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オオイヌノフグリの名誉回復の話

  先般(4月?)東川さんから田園風景の写真とともに、オオイヌノフグリの
  花が咲いていたとの話とともに、不名誉な名前がついているというひと言が
  ありました。そこで名誉回復のため、一筆啓上いたします。
  不名誉な名前が付いた理由はオオイヌノフグリの美しいブルーの花が実って
  果実になったとき、その果実が後ろから見たオス犬のアレに似ているとして
  名づけられたようです。
  オオイヌノフグリは属名をベロニカというのですが、キリスト教徒には聖ベ
  ロニカとしてあがめられているとのことです。それは十字架を背負って刑地
  のゴルゴダの丘に向かうキリストに血をぬぐう布をささげたという伝説の
  女性の名なのです。特にカソリック教徒には聖ベロニカとしてあがめられて
  いるとのことです。(野草図鑑:永田武正著)
  随分前の話ですが、八洲化学はオーストリアのケミリンツという会社と業務
  提携をしたことがありました。全農のデュセルドルフ支店で研修させてもら
  っていた木下君の車でケミリンツに向かっていた折、古城の近くの湿地帯に
  オオイヌノフグリの美しい花が咲いているのを見つけ、1本だけテッシュに
  くるんで持ち帰って増やし、家庭菜園の道路わきに植えて、立て札に前述の
  聖ベロニカの説明書きをしたところ、小宅にお年を召したご婦人が見え、
  「私はキリスト教徒ですが、この花を分けてほしい」とのことで差し上げた
  ことがありました。 以上 【関連投稿記事】

2024年5月20日 撮影:文 宮 本 聰

  

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畑畔一面に咲くオオイヌノフグリ
 3月撮影

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よく見ると小さな可憐な花です。
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